【双子育児】母乳かミルクか?という難題

双子育児

双子育児という「未知のサバイバル」に奮闘中・予定の皆さん、本当にお疲れ様です。

双子を授かったと分かった時から、多くのママが直面する「母乳か、ミルクか」という問題。 実はこれ、育児の悩みランキングでは常にトップクラスに入る、いわば「全ママ共通の壁」なんです。

特に双子の場合、その負担は物理的に2倍以上。 今日は、我が家が辿りついた「混合育児」という選択を、エビデンス(根拠)を交えてお話しします。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html


出鼻をくじかれた、想定外のスタート

基本的に半数以上程度のママは、「是非母乳で!」と考えるようで、混合栄養(ミルク併用)の方の半数は母乳が出ない等のトラブルを抱えていらっしゃる方が多いようです。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html

我が家の場合、出産直後に大きな試練がありました。 一人は元気だったのですが、もう一人は呼吸が弱く、別の大きな病院へ搬送されNICUに入ることになったのです。

産後のボロボロの体で、片方の授乳をしながら、もう片方の病院へ届けるための搾乳をする……。 しかも、母乳で育てたいという思いがあったのに、スタートダッシュから「理想の授乳リズム」は崩れ去り、最初からつまずいたような、どこか申し訳ないような気持ちでいっぱいだったようです。

深夜の「二重奏」が削る心と体

退院して二人との生活が始まると、そこは想像を絶する現場でした。

  • 一人に母乳をあげている間、もう一人は泣きっぱなし。
  • ようやく終わっても、またすぐ次の授乳時間が来る。

「母乳で育てたい」という気持ちはあっても、睡眠不足と疲労で意識は朦朧。このままでは子供たちの前に、自分が倒れてしまう……。 そう危機感を感じて取り入れたのが、ミルクとの併用(混合栄養)でした。

また、近年は労働環境の改善傾向にあるとはいえ、働くママでは、育休中 or 働いていないままに対して、依然とし「母乳栄養」の割合が7ppほど低く、ママの負担を考えると混合栄養・人工栄養の選択が多くなるようです。

また、混合栄養のママの場合、授乳回数が少ないこともあり、「ちゃんと母乳が出ているのだろうか?」といった悩みを抱えることも多い。いまは母乳外来などで、きちんと出ているか?飲めているか?を測定もできるので悶々と悩まずに、外来に行ってみることをお勧めしたいです。

双子だと、二人の飲む力の差もあり、この悩みはより大きくなっていたように感じます。


「ミルク=妥協」ではない、科学的な根拠

ただ、ミルクに頼ることに、どこか罪悪感を抱いてしまうママもいるかもしれません。うちのママもその一人でした。でも、実は現代の粉ミルクは我々の親世代の粉ミルクに比べて格段に進歩しているんです。

【粉ミルクの進化】 現代の粉ミルクは、国際的な食品規格(Codex)や国の厳しい基準に基づき、母乳の成分を徹底的に分析して作られています。

  • 脳の発達を助けるDHAやアラキドン酸
  • 免疫力を高めるラクトフェリンやオリゴ糖
  • 消化に優しいタンパク質のバランス

これらが絶妙に配合されており、「完全ミルクでも赤ちゃんの成長に一切の問題はない」ことが科学的に証明されています。

*世界保健機関(WHO)や日本小児科学会等の指針においても、適切な代替栄養(粉ミルク)による育児の安全性が認められています

「母乳じゃないと栄養が……」と不安になる必要はありません。今のミルクは、ママの愛情に代わって赤ちゃんの体を守ってくれる、心強いパートナーなんです。


周囲のサポートで一番欲しかったのは「肯定」

ここで、双子ママを支えるパパやご家族にぜひ知っておいてほしいことがあります。

良かれと思って放つ「無理して母乳あげなくていいよ」という言葉。 実はこれ、一生懸命頑張っているママにとっては、自分の努力を否定されたような、あるいは「母親失格」と言われたような痛みを感じることがあります。

大事なのは、ミルクを無理に勧めることではなく、「ママが今やりたいこと(授乳でも、休息でも)を全力でサポートする姿勢」です。

  • 「母乳で頑張りたいんだね、じゃあ俺はもう一人を見てるよ」
  • 「ミルクを足すなら、俺が一番使いやすい哺乳瓶を洗っておくよ」

ママの選択を尊重し、その「工程」を支えてくれること。それが一番の救いになります。


最後に:ママの笑顔が、最強の栄養剤

知人の双子ママの中には、育児に慣れた経産婦さんで「完全母乳」を成し遂げた猛者もいます。でも、それはあくまで「その人のケース」。

母乳か、ミルクか。 結論を言えば、「どちらでも、子供たちは元気に育つ」です。

一番大切なのは、栄養の出どころではなく、ママが心身ともに健康で、目の前の二人に笑いかけられる余裕があること。 ママが倒れてしまっては、元も子もありません。

もし今、授乳のことで自分を責めているママがいたら、どうか優しくサポートを!

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