「何のために勉強するの?」
「何のために勉強するの?」 子供にこう聞かれたとき、つい「いい学校に入るためだよ」と答えてしまいそうになります。
親としては、子供の幸せを願うのは当然。そして、現実的に「学歴」と「年収」には相関があり、年収の高さが「人生の選択肢(自由度)」を広げてくれるのも一つの事実です。
実際に、これまでの研究でも興味深いエビデンスが示されています。
- 教育と年収の相関: 高い教育水準は、生涯賃金を有意に高める(労働経済学における人的資本論)。
- 年収と幸福度の関係: 幸福度は年収約800万円〜1,000万円程度までは比例して上昇し、それ以降も「人生の満足度」という点では向上し続けるというデータもあります(ダニエル・カーネマン教授らの研究など)。
でも、これらはあくまで「手段」に過ぎません。
未来を見据える。ビジョナルに伝える
最近思うのは、勉強を頑張る目的を「いい学校=ゴール」として伝えるのではなく、もっと「ビジョナリーな目標」に繋げてあげたいということ。
例えば、 「社会に大きく貢献できる仕事は、それだけ多くの人を幸せにするから、結果として報酬も高くなるんだよ」 ということ。
「社会貢献度が高い仕事は、きちんと報われる」 この視点を持つことで、勉強は「競争に勝つためのツール」から「誰かの役に立つための準備」に変わります。
「誰かのために」がパフォーマンスに繋がる
「誰かのために」という動機(向社会的動機)が強い人ほど、結果として仕事のパフォーマンスが上がり、評価(報酬)に繋がるという研究があります。
- エビデンス(アダム・グラント教授の研究): ペンシルベニア大学ウォートン校の教授、アダム・グラント氏の著書『GIVE & TAKE』では、「ギバー(惜しみなく与える人)」は短期的には損をすることもあるが、長期的には組織の中で最も高い成果を出し、最高年収層に位置することがデータで示されています。
- 理由: 社会貢献の視点を持つ人は、周囲の信頼を得やすく、協力者が増えるため、自分一人では成し遂げられない大きな成果(=高い報酬)に到達しやすいためです。
まとめ
多くの人に価値を提供したいというビジョンがあれば、自ずと高いスキルや教育が必要になり、結果としていい学校や高い年収が後からついてくる。
双子の成長を見守る中で、ただ「いい点数」を喜ぶだけでなく、「その知識で誰を笑顔にしたい?」と問いかけられる親でありたいな、と思っています。

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